乳歯がむし歯になりやすいのはなぜ?
皆さんこんにちは。
リッツ歯科・口腔クリニックです。
当院は、むし歯に強い歯にする「予防中心の小児歯科診療」を心がけております。
それは乳歯が永久歯よりもむし歯になりやすいからです。
今回はそんな「乳歯がむし歯になりやすい理由」をわかりやすく解説します。
歯には、むし歯菌に抵抗する力があります。
具体的には「耐酸性能(たいさんせいのう)」と呼ばれるもので、むし歯菌が産生した酸に対する抵抗力を意味します。
この性能が低いと当然、酸によって簡単に溶かされてしまうことから、むし歯のリスクも高まりますよね。
ちなみに、乳歯は永久歯よりもエナメル質の成熟度が低く、酸に溶けやすい傾向にあります。
これが「乳歯がむし歯になりやすい主な理由」に当たります。
最初に乳歯が生えてくるのは生後8か月ごろで、3歳くらいまでにすべての乳歯が生えそろいます。
この時期は、お子さま自身によるひとり磨きはもちろん、親御さまによる仕上げ磨きを行ったとしても、「プラークフリーな状態」を毎日作るのはなかなか難しいといえます。
というのも、乳歯列期は歯並び自体が安定しませんし、食生活も乱れがちです。
そういったさまざまな要因が重なって、「お口の中が不潔になりやすく」、むし歯のリスクも上昇してしまうのです。
小さなお子さまは、甘いものがとても好きですよね。
お子さまによってはかなり頻繁に間食を摂ることも多く、「糖質の摂取量が過剰」になりがちです。
かといっておやつを制限してしまうと、発育に必要な栄養が不足する心配も出てきます。
そうした食事の管理、とくに「糖質の摂取量をコントロール」するのが困難な点も乳歯のむし歯リスクを引き上げる要因となっています。
このように、いくつかの理由で乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすいです。
その点も踏まえた上で、有効な予防策を講じるようにしましょう。
当院であれば、お子さまお一人おひとりに最適といえる予防処置をご提案することができます。
日曜日も診療しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください。
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