できれば抜歯したくない!?抜歯しなければならない親知らずの症状
皆さんこんにちは。
リッツ歯科・口腔クリニックです。
親知らずというと、「いつかは必ず抜かなければならない」と思われている方も少なくありません。
実際、親知らずがお口の中で悪さを始めると、抜歯が適用されるケースが多いです。
また、抜かなくてもいい状態で親知らずが生えている方も少ないです。
しかし、術後の痛みがでてしまうため、できるだけ抜歯は避けたいと思う気持ちはわかります。
そこで今回は、「抜歯しなければならない」親知らずの症状についてわかりやすく解説します。
18歳を過ぎたお子さんをお持ちの方や、まだ親知らずの抜歯を行っていない方は、参考になさってください。
歯磨きしにくい親知らずは抜歯がおすすめ
親知らずは、半分埋まっていたり、斜めに生えていたりするなど、普通の歯とは異なる部分が多々見られます。
そのため、歯ブラシが歯のすみずみまで行き届かず、「磨き残しが多く」なってしますのです。
その結果、歯垢や歯石がたまり、むし歯や歯周病のリスクも高まります。
そうした「歯磨きしにくい親知らず」は、早めに抜歯してしまった方が良いこともあります。
自分がどのくらい歯磨きが得意であるか知りたい場合は、歯科医院の定期検診の結果を参考にしてください。
むし歯や歯周病にかかっている
普通の歯は、むし歯や歯周病にかかったとしても、それぞれの症状に応じた治療を実施します。
むし歯なら細菌に侵された歯質を削り、詰め物や被せ物を装着します。
歯周病なら歯石などを除去した上で、しっかり歯磨きできるようにトレーニングしていきますよね。
一方、親知らずがむし歯や歯周病にかかると、通常の歯科治療は行わずに抜歯を選択することもあります。
なぜなら、時間をかけて治療をしても、「親知らずはすぐまた病気を再発」してしまう傾向にあるからです。
それならばいっそのこと抜いてしまった方が「お口全体の健康にとって良い」といえます。
また、歯ぐきの中で、まだ生えていない親知らずや、生えることができなかった親知らずがむし歯になっているケースもあります。
むし歯が悪化すると、お口だけではなく全身の健康にかかわるため抜歯しましょう。
歯並びや噛み合わせを悪くする
親知らずが原因で、全体の「歯並びや噛み合わせが乱れる」ようなことがあれば、抜歯を選択します。
お口が小さい方は、親知らずが生えるスペースを確保できないことがあり、親知らずは生え方によっては「隣の歯を圧迫」することがあるのです。
あるいは、中途半端に生えることで、本来噛み合うはずの歯が必要以上に伸びてきてしまうことなどもあります。
そういったトラブルを防止するために、親知らずを抜くことがあります。
本当に抜かなきゃダメ?親知らずの状態を確認してください
親知らずの状態は、患者様それぞれ異なります。
目に見える親知らずもあれば、歯ぐきに埋まっている親知らずもあるため、正しい状態を知るためにまずは歯科医院にご相談ください。
検査の上で、本当に親知らずの抜歯が必要か判断します。
また、親知らずは18歳を過ぎてから生える傾向にありますが、手術を伴うためできるだけ早いうちの対処をおすすめします。
まとめ
このように、親知らずが原因で何らかのトラブルが生じたら、抜歯も含めた治療を検討する必要がありますが、強制ではなく、カウンセリングの上で治療を進めていきます。もちろん「親知らずを抜かない」という選択肢もあります。
当院の院長と副院長は、口腔外科が得意とする歯科医師であり、親知らずの治療経験も多いため、まずはお気軽に当院までご相談ください。
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