親知らずを抜歯した後の食事について【抜歯後の経過をよくするために】
「親知らずの抜歯」は人生でそうひんぱんに経験することではないですから、親知らずを抜歯した後、「いつから食事できるの?」「何を食べたらよいの?」と気になりますよね。
じつは、抜歯をした後の食事や生活習慣に気をつけることで傷の治りがよくなることもあります。
それでは抜歯後、具体的にどのような食事をすればよいのでしょうか?
今回は親知らずを抜歯した後の食事について、カンタンに説明します。
抜歯直後はまだ麻酔が効いているため、やけどをしたり頬を噛んだりしても気づかないことがあります。
必ず麻酔が切れて、感覚が戻ってから食事するようにしましょう。
また、抜歯を受けた当日はまだ傷口がふさがっていないため、おかゆやポタージュスープなどのやわらかく刺激のないものを選んで食べましょう。
抜歯から数日間の食事は、少しずつ元通りに戻していきますが、固さや味付けに気をつける必要があります。
おかゆやポタージュスープであればあまり噛む必要がないため、傷口に当たりにくいのでおすすめです。
辛い物や熱い物は傷口に刺激になることもあるため、傷口がかさぶたのように覆われてから1週間後を目安にして食べるようにしましょう。
また、抜歯後は食欲がない場合もあるかもしれませんが、傷の治りのために免疫力を高めることが大切です。
そのためにしっかりと食事を食べて、栄養を摂りましょう。
●レバー
鉄分や葉酸、ビタミンなどの血液をつくるために必要な栄養素が多く含まれています。
●キウイ
ビタミンやミネラルなど傷口の回復を助ける成分が多く含まれています。
抜歯後の傷口の治りを効果的に助ける働きがあるのは「ビタミン」や「亜鉛」を多く含む食品です。
●たまご・緑黄色野菜・乳製品
ビタミンAを多く含むため、これらの食品を摂取すると、粘膜や皮膚を保護する働きがあります。
●肉・魚
ビタミンBを多く含むため、粘膜や皮膚の代謝を促進する働きがあります。
ビタミンCやクエン酸を摂取することで、亜鉛の吸収率を高める効果があるため、果物や野菜を積極的に摂取しましょう。
抜歯後は、やわらかいものからスタートして刺激のある食べものは避けましょう。
抜歯後は麻酔で感覚がないことや傷口の違和感があり、食欲がないこともあるかもしれませんが、傷口の治りをよくするためにもしっかり栄養のある食事を摂取しましょう。
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