いびきを指摘されたら、睡眠時無呼吸症候群かも?!
皆さんこんにちは。
リッツ歯科・口腔クリニックです。
いびきは“音がうるさくて周囲の人に迷惑をかける”程度に思われがちですが、ご本人にとっても大きな悪影響があります。
無意識のうちに習慣化するのがいびきなので、ご本人が自覚しにくいという点も厄介です。
それが睡眠時無呼症候群によるものであれば、なおさら注意が必要となります。
今回はそんな睡眠時無呼吸症候群といびきの関係や歯科医院での治療方法などをわかりやすく解説します。
睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り眠っている時に呼吸の一時的な停止が見られる病気です。
無呼吸となるのはほんの一瞬なので、命の危険にさらされるようなことはありません。
けれどもそれが長く続くと、全身の健康状態が徐々に悪くなり、思ってもいないような病気へと発展することもあります。
無呼吸となる主な原因は、気道が狭くなることです。
太り気味の中年の男性であれば、のどの周りや舌にたくさんの脂肪がたまって気道を狭くなっていることがあります。
また、眠っている時に舌の位置が下がる舌根沈下(ぜっこんちんか)が原因となることも多いです。
睡眠時無呼吸症候群の検査や診断は、基本的に内科で行います。
専門性の高い治療も内科で行うことが多いのですが、マウスピースによる治療は歯科でも行えます。
患者さん専用のマウスピースを製作するのは、歯医者が得意とする分野。
また、歯科医師は、あごや舌、のどの構造についても熟知しているので、睡眠時無呼吸症候群の治療には適した診療科ともいえるのです。
具体的には、マウスピースを装着することによって、下のあごをやや前方に位置させます。
その状態で眠ると、気道が広がりやすくなり、無呼吸の予防も可能となります。
睡眠時無呼吸症候群用のマスクは、保険で作ることができます。
ただし、内科での診断や紹介状が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の診断は、歯医者で行うことができない点にご注意ください。
ちなみに当院の院長は口腔外科が専門であり、睡眠時無呼吸症候群の治療も得意です。
このように、いびきが習慣化していたら、睡眠時無呼吸症候群が疑われますので、まずは内科を受診しましょう。
マウスピースによる治療であれば当院でも行うことができるため、必要であればご相談ください。
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